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接地抵抗測定について

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接地抵抗測定について

電位降下法による大規模接地測定

大規模接地体(構造体接地・メッシュ接地・環状埋設地線)では接地極が広大な範囲となるため接地抵抗が非常に低く、誘導の影響を受けやすいことから、測定時には電極に10~20アンペア程度の電流を流す必要があります。そのため、電流を流す電線や電極に人を触れさせない等の安全対策を十分に行う必要があります。
また、より正確な測定値を得るためには、接地体から十分離れた箇所との電位差に基づく総体的な接地抵抗を測定する必要があり、測定電極の配置が敷地外の道路または私有地となる事もあります。その際には、所定の官公署及び相手方の許可を得るほか、前述の安全対策も充分に行う必要があります。


電位降下法接地抵抗測定装置 ET-40

電位極Pにより、接地極Eと電位極P間の電位差を測定します。
測定時に大地に流した電流をI(A)、E-P間の電位差をV(V)とした場合、
V/I(Ω)を接地抵抗の測定値とします。

測定は、接地極Eの水平投影面積Aより、1辺の長さaを式a=√Aより求め、
接地極から直線で4~5aの距離の位置に電流極Cを配置します。
このとき、電流極Cの接地抵抗値は5Ω以下であることが望ましい。
次に、接地極Eと電流極Cを結ぶ直線に対して角度を90度以上変えた方向に、
接地極から直線で300m~600mの位置に電位極Pを配置します。
これは測定のための電流による誘導を避けるためです。
電位極Pの接地抵抗値は100Ω以下であることが望ましい。

その他の測定について

サージインピーダンスの測定

避雷器・避雷針・SPD等の接地抵抗は、低周波における値と雷電流通過時等の過度的な接地抵抗とは著しく相違することがあり、サージインピーダンスを測定することは雷害対策上重要な項目です。 サージインピーダンスは時間特性として表わされ、測定にはインパルス発生装置及びオシロスコープにより電圧・電流波形を同時記録して、この比を時間ごとに計算してサージインピーダンスの値を求めます。

迷走電流測定(地表面電位勾配法等による)

迷走電流とは意図した回路以外のところへ流出する電流のことで、代表的な例としては、電気鉄道レールからの漏れ電流が付近の土中に流れるなどがあります。
迷走電流が流入する土中において配管等の金属体を埋設すると、電流の流入側においては金属体は防食されるが、流出側ではアノード反応が促進されることにより激しく腐食する場合があるため、 消防法等において腐食を防ぐための措置として、迷走電流の測定が定められています。

測定方法は、測定場所敷地内において基準電極(飽和硫酸銅電極等)を10m以上の距離をおいて設置し、電極間の電位を直流電圧計で測定することにより、電蝕の可能性を推察します。

測定は敷地内にて異なる方向(直角方向)二箇所行います。

またその金属体と電極の間の電圧を測定し、迷走電流の有無や大きさを求めます。そしてある一定以上の値である場合には、腐食から守りたい金属体の防食対策を立てる必要があります。

高感度記録計によりチャート形式にて電圧を表示。

まずはお気軽にお問合わせください。

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